十字架ネックレスの本当の意味｜十字架をつけたら声をかけられる理由

十字架の意味って何ですか？

キリスト信者じゃなきゃ十字架はつけちゃいけないですか？

十字架はお守りになりますか？

▲上記の疑問から答えていきます▲

ハレルヤ！クリスぱんだ（@jesus153blog）です。

十字架のネックレスをつけていると「君はキリスト教かい？」「クリスチャンかい？」「そのネックレスの意味はなんだい？」と聞かれてしまう事はないでしょうか？

「そもそも十字架の意味ってなんだ？」って疑問になりますよね。

日本国内ではファッションの一部として十字架のネックレスが普及してますが、キリスト信徒さんや海外からすれば無信者が十字架をつけてるとビックリされます。

今回は、十字架の意味や問題性の観点でクリスチャン歴１０年以上の僕が様々な角度から十字架を身につける意味について解説していきます。

本記事でわかること

十字架のネックレスの意味

海外やクリスチャンの十字架の考え方

十字架ネックレスの種類とデザイン

Contents

1 十字架ネックレスの意味とは？
- 1.1 十字架が持つ意味は、最も重い処刑道具
- 1.2 神の子イエスキリストは、愛に生き、罪の十字架で死んだ
2 海外やクリスチャンの十字架の考え方・意識
3 十字架ネックレスの種類・デザイン

十字架ネックレスの意味とは？

クロス, イエス, キリスト, 空, 信仰, イエス・キリスト, 十字架, クロス木製

十字架ネックレスの意味は、下記の通りから順に説明していきます

十字架とは、最も重い処刑道具だった
神の子イエス・キリストは、十字架で死んだ

上記の内容から十字架の意味を解説していきます。

十字架が持つ意味は、最も重い処刑道具

十字架は磔刑（たっけい）といい、２０００年前のローマ時代に罪人を板や柱などに縛りつけて殺す刑罰でした。

ちなみに、ローマ反逆者に対し当時で最も残酷と言われた処刑方法とされます。

この十字架の刑は、キリスト教のイエス・キリストもお受けになりました。

実際の内容ですが・・ちょっとグロめなので注意です

▼イエス・キリストが十字架刑を預かった流れ▼

兵士が特殊な鞭で背中を打ちのめす。皮膚が裂け、肉や皮が引き裂かれる
茨の冠を被せられ頭から出血、唾を吐きかけられ罵倒を浴びされられる
約１００kg近い十字架を背負い1.6Km先のゴルゴダの丘まで歩かされる
衣類を奪われ更に罵倒、全裸の状態で十字架の上に寝かされ両手足に肉がずり落ちない場所30cmほどの釘を打たれる
十字架にかかり、６時間後の１５時に死亡
確認のため槍で刺し死亡

あまりイメージできないかと思いますが、十字架刑がなぜ最も辛いかというと・・十字架に縛られた体の重心はどうしても下にいくため何度も何度も体をあげて息をしようとするのですが、腕は麻痺し、釘が刺さった手首の正中神経が破壊、自重を支えるのも困難になっていき、呼吸困難、肩が脱臼、心拍数の上昇、血中酸素濃度の低下で苦痛とともに窒息、失血と絶命していくのがこの刑の怖さです。

ひどい場合には、死に至るまで数日かかることさえもあったようで・・。

イエス様の処刑までの道が気になる方は壮絶な映画『パッション』をご覧ください！

【TSUTAYA TV / TSUTAYA DISCAS】より、外出不要お家似てDVDレンタル、動画配信サービスが３０日無料で視聴できます。( ^ω^ )ノ

神の子イエスキリストは、愛に生き、罪の十字架で死んだ

イエス・キリストは、なぜ十字架の刑になったのか？って話になるかと思いますが、まず、この話は３点で・・。

イエスを憎むユダヤ教の指導者たちの陰謀があったため
預言が成就するためであり、運命であった
皆の罪を背負って愛をもって死んだ

この辺りは、ダラダラと長い説明になってしまうので簡潔にします。

まず①ですが、イエス様は神の子で救い主メシアです。

この地域の当時はユダヤ教でしたので新たに違う神の教えを言えば、律法学者やファリサイ派（ユダヤ教）の人達は面白くないわけです。

例えば、イエス様と律法学者のやりとりを例に出します。

①律法学者「徴税人や罪人と一緒に食事をしていいのか？」→イエス「私が来たのは正しい者を招くためじゃなく、罪人を招くためだ」
②律法学者「イエスの弟子達は食事の前に手を洗わないのか？」→イエス「口に入る物は汚さず、口から出る言葉が人を汚すのだ」

イエス様は新たに神の教えを唱えるので、ユダヤ教の上部達からしたら神を冒涜しているようにしか見えないため気に入らないわけです。

聖書の内容に関しては、簡単にまとめた記事があるので『聖書の内容要約まとめ｜クリスチャンが教える”聖書の内容”と”聖書の他の内容”をざっくりと解説』からご覧ください。

そして②「なぜイエス様が救い主なのか？」ですが、イエス様が生まれる前の聖書の前半の書に預言されています。

53:4まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った、彼は打たれ、神にたたかれ、苦しめられたのだと。53:5しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをうけて、われわれに平安を与え、その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ。53:6われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行った。主はわれわれすべての者の不義を、彼の上におかれた。53:7彼はしえたげられ、苦しめられたけれども、口を開かなかった。ほふり場にひかれて行く小羊のように、また毛を切る者の前に黙っている羊のように、口を開かなかった。53:8彼は暴虐なさばきによって取り去られた。その代の人のうち、だれが思ったであろうか、彼はわが民のとがのために打たれて、生けるものの地から断たれたのだと。53:9彼は暴虐を行わず、その口には偽りがなかったけれども、その墓は悪しき者と共に設けられ、その塚は悪をなす者と共にあった。53:10しかも彼を砕くことは主のみ旨であり、主は彼を悩まされた。彼が自分を、とがの供え物となすとき、その子孫を見ることができ、その命をながくすることができる。かつ主のみ旨が彼の手によって栄える。53:11彼は自分の魂の苦しみにより光を見て満足する。義なるわがしもべはその知識によって、多くの人を義とし、また彼らの不義を負う。53:12それゆえ、わたしは彼に大いなる者と共に物を分かち取らせる。彼は強い者と共に獲物を分かち取る。これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、とがある者と共に数えられたからである。しかも彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした。（イザヤ書53：４〜１２）

上記の内容は、全て預言通りです。

難しい方は、なんとなくでもOKです。

そして③、自らの命をもってみんなの罪を背負い十字架にかかり死んだという事。

「だれも、わたしからいのちを取った者はいません。わたしが自分からいのちを捨てるのです。」（ヨハネの福音書10:18）

イエス様は、多くの人々の罪を背負って死んだという事です。

参考聖書箇所

「キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。」（第一ペテロ3:18）
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」（ルカの福音書23:34）

少し難しいので後にまた説明します。

海外やクリスチャンの十字架の考え方・意識

silhouette of man and woman standing beside cross during sunset

キリスト国家や海外、クリスチャンから見ればファッション感覚で十字架をつけている人は違和感があるものです。

それぞれの視点から見てみます。

海外の十字架に対する意識

海外のキリスト教信者の十字架の意識というのは、重みがある話。

キリスト教やユダヤ教を多く信仰している国では当然ですが、しっかりとした知識があるので十字架のネックレスを見れば「お前はキリスト教なのか？」と話を振られる事があります。

例えばですが、日本に来た外国人観光客が「中国最高だぜ！」などのプリントTシャツを着ていたら「お前なんで日本にいるの？」と思っちゃいますよね？

日本は無宗教国家で神様を信仰してないので普通に暮らしてますが、キリスト教が多い国だと祈ったり、教会に行ったりマジで信仰してますので、意味もなく十字架のネックレスをつけていると「なんだ？」となります。

クリスチャンからの十字架の意識

クリスチャン目線から見ると十字架の意識は、ものすごい感謝であり、心が引き裂けるほどの想いがあります。

クリスチャンの十字架の想いは下記の２点。

感謝→イエス様が十字架によって私達が天国に行ける道を作ってくれた。
引き裂ける想い→イエス様は、私たちの為に酷い拷問と苦痛に耐え私たちの罪を背負って死んでくれた。

上記の通り、イエス様は悲惨な十字架の刑を通し天国行き方を示した事。

神は、実に、そのひとり子（イエス）をお与えになったほどに世を愛された。それは、御子（イエス）を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。（ヨハネの福音書　３：１６）
イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもと（天国）に来ることはありません。（ヨハネの福音書14:6）

「えっどういうこと？」って思いますが、人間はそもそも罪があるために日々地獄に向かっております。

だけど、イエス様の十字架処刑によって天国の道ができました。

なので、信者達はすごく〜イエス様に感謝しているわけで、十字架に関しても特別な想いがあるわけです。

▼キリスト教的に現在の人々の状況▼

・神様は全員を天国に導きたい→人は神様を必要なしに罪を犯し続け生きている。
・悪魔は自分を崇拝させたい→神様を信仰させず自分の好きな通り罪を犯し続けて生きているので計画通り！

キリスト教では、神様を信じない事＝罪＝天国に行くことが不可だった・・

だけど、イエス様によって天国行きのヒントが手に入れられた( ^ω^ )。

十字架はお守りではない

十字架の意味を知らない人は「十字架はお守りだよね？」という話もありますが・・クリスチャンにとって十字架のネックレスは”物”です。

聖書でも教えているのですが、この世界の物は、永遠はなく・・ただの素材でできた物です。

神様は、こういった偶像礼拝（物・仏壇・お守り）を嫌います。

「あなたがたは、正しくない者は神の国を相続できないことを、知らないのですか。だまされてはいけません。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者はみな、神の国を相続することができません。」（Ⅰコリント６：９，１０）。
「異邦人の道を見習うな。天のしるしにおののくな。・・・・・・国々の民のならわしはむなしいからだ。それは、林から切り出された木、木工が、なたで造った物にすぎない。それは銀と金で飾られ、釘や、槌で、動かないように打ちつけられる。それは、きゅうり畑のかかしのようで、ものも言えず、歩けないので、いちいち運んでやらなければならない。そんな物を恐れるな。わざわいも幸いも下せないからだ。」（エレミヤ書１０：１～５）。

上記の通り聖書では、偶像礼拝の虚しさと罪を教えています。

物に依存するデメリットは、物を失った時の喪失感、絶望など・・心が砕けるためです。

クリスチャンにとって十字架はイエス様の死と復活の象徴に過ぎなく、十字架のネックレスはお守りと思っていません。

十字架の注意点

なぜかキリスト教だけは多く迫害される宗教なので、海外での十字架ネックレスの反応が怖いところ。

ちなみに、イエス様の１２使徒やキリスト信者達は迫害に遭って来ました。

「義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。
わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」（マタイによる福音書 5：10-12）

「あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」→過去も未来にも言っています。

キリスト教自体が迫害される運命なので、これから反キリストの勢力が強くなってくると大変かもしれません・・。

僕は、信者じゃない限り海外での十字架アピールは嫌な思いをするかもしれないのであまりおすすめしません。