聖書にでてくる蛇の正体とは何者?イエス様が例えた”蛇のように賢く”とは?【聖書の蛇まとめ】

聖書蛇
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聖書における蛇の意味ってなんですか?
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聖書の蛇の正体ってなんですか?
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聖書で蛇はどんな役割をしてますか?
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イエス様は、蛇についてなんて言ってますか?

▲上記の疑問に答えていきます▲

ハレルヤ!クリスぱんだ(@jesus153blog)です。

聖書では、初っ端から蛇が出てきますが「この蛇は何者なんだ?」思いませんか?僕もこの疑問を抱えた一人です。

この蛇は、有名なエデンの園の物語で、人間を神から背かせ失楽園へ陥れるわけですが・・。

蛇は、映画の世界でも悪サイドの動物なのも納得です。

では、この蛇は何者か?聖句を踏まえて解説していきます。

 

本記事でわかること

☑️聖書で出てくる蛇の正体・名前

☑️イエス様の蛇の例えについて解説

 

 

聖書で登場する蛇の正体

アート, 美術, 肖像画, 感情的です, うつ病, 抑うつ, のみ, アップル, 赤, 比喩, 罪, 宗教

旧約聖書の初めの書(創世記)では、しょっぱな蛇が出てきます。

さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。創世記3:1

この蛇の正体ついて解読していこうと思います。

蛇の正体は?

旧約聖書の失楽園(エデンの園の話)の蛇の正体についてですが、サタン(悪魔)とされます。

エデンの園」は存在した?研究者がその跡地をイラクで発見か? (2017年7月21日) - エキサイトニュース

👇Clickでエデンの園の物語本文👇

(旧約聖書)エデンの園の話

2:8主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。9また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。10また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、そこから分れて四つの川となった。11その第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、12その地の金は良く、またそこはブドラクと、しまめのうとを産した。13第二の川の名はギホンといい、クシの全地をめぐるもの。14第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの。第四の川はユフラテである。15主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。

16主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。17しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。18また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。19そして主なる神は野のすべての獣と、空のすべての鳥とを土で造り、人のところへ連れてきて、彼がそれにどんな名をつけるかを見られた。人がすべて生き物に与える名は、その名となるのであった。

20それで人は、すべての家畜と、空の鳥と、野のすべての獣とに名をつけたが、人にはふさわしい助け手が見つからなかった。21そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。22主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。23そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。24それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。25人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった。

3:1さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。2女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、3ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。

4へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。5それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。6女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。7すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた8彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。(創世記2:8〜25。3:1〜8)

では、このエデンの話から下記のことが分かります。

  • 蛇は、会話ができる
  • 蛇は、「食べてはいけない」と命令を知っていた
  • 蛇は、逆らう気持ちがあった
  • 蛇は、騙す知識を持っていた
  • 蛇は、エバを誘惑した

上記の情報から見ても、絶対ただ者じゃないく怪しいですよね?

ほぼほぼ、サタン(悪魔=堕天使ルシファー)だと思われます。

サタンで別名ルシファー(光をもたらす者/明けの明星)とは誰というと、元大天使で堕落した天使・・堕天使ルシファー(別名:サタン)と呼ばれている天界の追放者です。

👇この聖句はルシファーのことです。

人の子よ、ツロの王のために悲しみの歌をのべて、これに言え。主なる神はこう言われる、あなたは知恵に満ち、美のきわみである完全な印である。あなたは神の園エデンにあって、もろもろの宝石が、あなたをおおっていた。すなわち赤めのう、黄玉、青玉、貴かんらん石、緑柱石、縞めのう、サファイヤ、ざくろ石、エメラルド。そしてあなたの象眼も彫刻も金でなされた。これらはあなたの造られた日に、あなたのために備えられた。わたしはあなたを油そそがれた守護のケルブと一緒に置いた。あなたは神の聖なる山にいて、火の石の間を歩いた。あなたは造られた日から、あなたの中に悪が見いだされた日まではそのおこないが完全であった。(エゼキエル28:12〜15)

黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。(イザヤ書14:12)

サタンの出来事を簡単に言っちゃうと、元は神の下で働く総長だったが、神に嫉妬し、その罪から神への反逆として天界から堕落してしまいます。

堕天使ルシファー[39769065]|完全無料画像検索のプリ画像 byGMO

さらに悪魔の技は、誘惑をすることからサタンだと言えます。

悪魔はあらゆる試みをしつくして、一時イエスを離れた。(ルカによる福音書4:13)

試す(誘惑)するのは悪魔だけなので、蛇は悪魔と言えます。

 

蛇の象微

蛇は、エデンの話では悪ですが・・新訳聖書に話がいくと蛇は賢さの象徴となりました。

旧約聖書では蛇は呪われた動物とされますが、サタンは神様のみ業を妨害しようとあれやこれやと知恵を尽くことで蛇は賢いものとされました。

その賢さの証拠として、イエス様は荒野でサタンの挑戦を受ける話があります。

荒野の誘惑 -悪魔との戦い-: 太子キリスト教会

画像引用:太子キリスト教会

👇Clickで読めます👇

(マタイの福音書4:1~11)荒野の誘惑

1さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。2そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。3すると試みる者がきて言った、「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」。

4イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」。5それから悪魔は、イエスを聖なる都に連れて行き、宮の頂上に立たせて6言った、「もしあなたが神の子であるなら、下へ飛びおりてごらんなさい。『神はあなたのために御使たちにお命じになると、あなたの足が石に打ちつけられないように、彼らはあなたを手でささえるであろう』と書いてありますから」。

7イエスは彼に言われた、「『主なるあなたの神を試みてはならない』とまた書いてある」。8次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて9言った、「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」。

10するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。11そこで、悪魔はイエスを離れ去り、そして、御使たちがみもとにきて仕えた

 

それからイエスは、悪魔の試みを受けるために、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。(マタイ4:1)

上記の話のようにサタンの賢さ=”蛇は賢さの象徴”だとされたのでしょう。

理解に難しかったり、少しイメージつきにくい人は、映画などを見ることをおすすめします。

👉聖書題材のおすすめ映画!「感動した!」見てよかった聖書映画ランキング20選【保存版】

 

蛇の名前

蛇の正体と重複しますが、蛇の名前は、ルシファー、サタンとも言われますが、サマエル(神の毒、神の悪意)”ともされています。

サマエルは謎が多く、ルシファーと同じ熾天使、ローマの守護天使、火星の天使、エデンの園に棲んでいた蛇など、様々な説がある。そのため、カマエルやサタンと同一視されることもある。

引用:wiki

サマエルはユダヤ教神話の天使とも由来があり、元天使であるルシファーの可能性もあります。(ルシファー=サタン=蛇)

この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。(ヨハネの黙示録12:9)

名前はたくさんあるので、蛇は悪魔だという認識で問題ないでしょう。

 

聖書での蛇を使ったメッセージ(聖書 蛇のように賢く)

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聖書では、蛇の例え(比喩)を使ったメッセージがあります。

わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。(マタイによる福音書1016

イエス様は、私たちに分かりやすいように話の次元を落とし例え話で解説します。

イエス様が説明した動物の特徴をわかりやすくしました。

👉聖書で狼は、敵という解釈です。「私が出発したあと、狂暴な狼があなたがたの中にはいり込んで来て、群れを荒らし回ることを、私は知っています」(使徒20・29)

👉聖書で羊は、主イエスと人間を表します。「私たちはみな、羊のようにさまよい、おのおの、自分かってな道に向かって行った。」(イザヤ書53:6)

👉聖書で鳩は、平和・柔軟・純粋・素直を表します。「雲のように飛び、はとがその小屋に飛び帰るようにして来る者はだれか?」(イザヤ書60:8)

👉聖書で蛇は、知識・賢くと表します。エデンの失楽園の出来事のようにイブを騙す知識を持っていることから賢さになります。

この文脈は、イエス様が12弟子を伝道のためにこの世に派遣したときのみことばで、伝道中に敵対的な人達に「神の国を伝えるためには、2つの資質が必要なんだ」というのがメッセージが隠されています。

それが「鳩」と「蛇」の要素を持ちなさい。というわけです。

では、鳩の例えはわかると思いますが、蛇についての解釈はこうです。

主イエスは「人を誘惑したり、だましたりするために、ずる賢くあれと言ってるのでなく、善悪を分別し、忍び寄る悪をはっきりとしりぞけることができるように、賢明でありなさい」と・・

これがイエス様が言いたかったことだと思われます。

 

まとめ

聖書で蛇の正体とイエス様が教えた蛇の例えのまとめです。

  1. エデンの園で誘惑し禁断の果実を食べさた蛇の正体(名前)は、サタン=堕天使ルシファー=サマエルである
  2. その証拠としてサタン(悪魔)は、誘惑する。イエス様も荒野で悪魔に3回誘惑を受けた
  3. 新訳聖書になると蛇の賢さから、蛇は知恵の象徴と比喩的表現をされる

創世記ではいきなり、蛇の誘惑により騙された女(エバ)は、やっちまった感でストーリーで始まってしまうのですが、悪魔の誘惑にまんまと負けてしまったということです。

欲を満たす誘惑は確かに強いです。

欲に滅びぬよう気をつけましょう。

 

もし、もっとしっかり聖書を勉強したい人は、参考書なども読んでみると面白いので気になる方は↓

📕聖書入門におすすめの本|初心者でも理解できた!失敗しない聖書入門書6冊をご紹介!

📕聖書と一緒におすすめする解説本5選|神の恵みをとり溢さないためにこの解説書は読みましょう

では、祝福がありますように( ^ω^ )

 

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